【川越】蔵造りで昼食を。～江戸の面影残す「蔵造り」でランチやカフェを楽しもう～

明治26（1893年）3月17日に発生した川越大火により、川越町（現在の川越市）は町の全戸数3315戸の内、1302戸を焼失しました。

その一方で大火による焼失をまぬがれたのが耐火建築である蔵造りの建物

蔵造りの建物とは、外壁等の主要部を土で塗り籠め、土蔵造りとした和風町家

川越大火を契機とし、川越の商人たちは火災から財を守るために耐火建築である蔵造りの建物を建てました。

今でも川越には江戸の面影残す「蔵造り」が多く残っています。

蔵造りの建物の中でランチやカフェが楽しめるお店を紹介したいと思います。

※リンク先の記事のメニュー、価格はすべて店舗訪問時のものとなっています

陶路子（陶舗やまわ）

『陶舗やまわ（原家住宅）』は、明治26年の建築。

現存する日本で最大級の規模の入母屋形式の土蔵造りの建物です。

『陶路子（とろっこ）』は、『陶舗やまわ』に併設されているカフェ

ランチタイムにいただける川越産のサツマイモをふんだんに使用した「さつまいもミニ懐石」が人気です。

「クリームあんみつ」や「おしるこ」などの甘味、夏には冷たい「かき氷」もいただくことができます。

ウッドベイカーズ 川越本店

大正浪漫夢通りにあるイタリア料理店『ウッドベイカーズ』の店舗は明治30年代に建てられた「加藤家住宅」とも呼ばれる蔵造りの建物。

川越市指定文化財にもなっている歴史ある蔵造りの建物で本格イタリアンを楽しむことができるのです。

がセットになったお得なランチセットがおすすめです。

百足屋（むかでや）

『百足屋』には、明治29年12月に建てられた「店蔵」、明治41年5月に建てられた「内蔵」、昭和3年6月に建てられた「外蔵」があり、もっとも古い「店蔵」は川越市の市指定文化財建造物に指定されています。

瓦には創業者である田口吉兵衛の「吉」の文字がデザインされています。

「自分で点（た）てる河越抹茶と季節の上生菓子のセット」

「お芋と白玉あずきの和風パンケーキ」

「河越抹茶のアイスクリーム」

などの和のスイーツメニューをいただくことができます。

内蔵はレンタル着物スペース、ほかにも定期的に蕎麦打ちやフラワーアレンジメント、和小物作りなど、気軽に参加できる体験講座が開催されています。

cocoro 川越フカゼン店

フカゼンは、明治28年の建築。伝統的な蔵造り商家の外観をしています。

掛軸や額縁の製造、販売をしている美術表具店『フカゼン』の建物の一角に、バウムクーヘン専門店『cocoro 川越フカゼン店』があります。

『cocoro 川越フカゼン店』は、毛呂山に本店をもつ養鶏場直営のバウムクーヘン専門店

、農林水産大臣賞を受賞した埼玉県毛呂山の波田養鶏場の産みたて新鮮赤玉をたっぷりと使用したバウムクーヘンが販売されています。

店内には飲食スペースもあるのでそちらでバウムクーヘンやドリンクメニューをいただくことができます。

コロンとしたフォルムが可愛らしい卵の形に焼きあげたバウムクーヘン「エッグバウム」が人気です。

川越 アートカフェ エレバート

レリーフなどの装飾が施された、レトロモダンな洋風建築の外観の『川越 アートカフェ エレバート』

なんとこちらも蔵造りなのです。

外観は洋風建築、内装は蔵造りという和洋折衷の大変珍しい建造物となっています。

ケーキやタルト、自家製さつまいもプリンなどの自家製スイーツメニューや厳選コーヒー、川越のクラフトビール「COEDOビール」などをいただくことができます。

ビールにぴったりなおつまみメニューも揃っています。

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土壁の重厚なつくりになっている蔵造り

グルメを楽しみながら、建物ごとに異なる歴史あるたたずまいも体感してみてください。

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