【川越】有難いお話が最高のスパイスに!寺に住むカレー妖怪さんのつくる精進カレーを食べマサラ

川越市内のとあるお寺にはカレーをこよなく愛するカレー妖怪さんが住んでいるのをご存じですか。

その「寺に住むカレー妖怪」さんが仏教×カレーイベント『お坊さんとカレーを食べマサラ』を開催されるとの情報を得て足を運んできました。

目次

お坊さんとカレーを食べマサラ

お坊さんとカレーを食べマサラ
お坊さんとカレーを食べマサラ

『お坊さんとカレーを食べマサラ』が開催されたのは2023年12月5日(火)、鶴ヶ島駅から徒歩5分ほどのところに店舗を構えるインド・ネパールレストラン『アムリタ』さんの店内。

お店の扉を開くとすでに香ばしいカレーの香りがただよっています。カレーの香りに導かれ厨房をのぞいてみると

お坊さんとカレーを食べマサラ

お料理を仕込まれている僧侶さんのお姿が。もしやこの方が「寺に住むカレー妖怪」さんなのでしょうか。

お坊さんとカレーを食べマサラ

実はこちらは「雲興山 榮林寺」の副住職 實淨和暎(みき わえい)さん。笑顔がとっても素敵な尼僧さんです。

この日は『アムリタ』さんを間借りされて仏教×カレーのイベント『お坊さんとカレーを食べマサラ』を企画・開催されました。「寺に住むカレー妖怪」はX(旧Twitter)のアカウント名でそのポストからはあふれんばかりのカレー愛が感じられます。

お坊さんとカレーを食べマサラ

そしてゲストでいらしていたのは、花手水の聖地としても知られている「瑶光山 最明寺」の副住職、千田明寛さん。インドで1年間修行僧をされていた経験がおありとのことでした。

お肉・お魚不使用の精進カレー(前半)

本日いただくのはお肉やお魚など動物性の食品や調味料を使用しない「精進カレー」

お坊さんとカレーを食べマサラ

「五味・五法・五色」
お肉・お魚不使用というだけでなく、さまざまな味をさまざまな調理方法、さまざまな色合いで素材そのものの持ち味を生かしていただくのが精進料理の要素となっていると説明してくださいました。

この日のイベントは事前予約制で参加されていた方は15名ほどでしょうか。

お坊さんとカレーを食べマサラ
お坊さんとカレーを食べマサラ

参加者の方たちの前にはターリーが置かれ、順番にお料理が次々に盛り付けられていきます。

お坊さんとカレーを食べマサラ
お坊さんとカレーを食べマサラ

左側から時計回りに

  • 里芋と日本のお豆の黒ごまカレー
  • 豆乳チーズとりんごのサラダ
  • 油あげとひたし豆のマスタードトマトカレー
  • 車麩の角煮風
  • 車麩ナゲット

2種類のカレーと3種類の副菜が盛り付けられました。

お食事の時間が前後半にわかれており、こちらをいただいたあとにお話の時間をはさみ、そのあとこちらとまったく同じメニューをもう一度いただくというちょっと不思議な流れでイベントが進行していくようです。

お坊さんとカレーを食べマサラ
お坊さんとカレーを食べマサラ

ジュんわりやわらかな油揚げからしみだすマスタードとトマトの風味、数種類のお豆がおりなす豊かな旨味、黒胡麻の深いコク、シャキッとさっぱりした中にもまろやかさを感じるサラダ。車麩の角煮やナゲットはインパクトある食べごたえです。さまざまな素材の風味が調和され、体の中からととのっていくように感じられる一皿です。

本場インドと同じようにスプーンを使用せずに手を使って召し上がっていらっしゃる方も。素材の固さや温かさを感じることで触感も含めて味わっていらっしゃいました。

僧侶さんのお話「五観の偈(ごかんのげ)」

前半の食事を終えたところで、和暎さんから「五観の偈(ごかんのげ)」についてのお話がありました。

お坊さんとカレーを食べマサラ

多くの命や人の手に支えられている食事をいただくことへの感謝、為すべきことを務めているか、などといった食事を食べる前に唱える5つの教えについてのお話です。

人の世は「諸行無常」であるというお話も実体験やカレーの話を交えながら楽しくわかりやすくお話してくださいました。

実は榮林寺さんは筆者の菩提寺なのです。悲しみが深い時に和暎さんとお会いする機会が多かったためか、「諸行無常」のお話に少し目頭が熱くなってしまいました。

お肉・お魚不使用の精進カレー(後半)

お坊さんとカレーを食べマサラ

お話の後は後半のお食事タイム。さきほどいただいたものと同じメニューが盛り付けられました。

「先ほどは和気あいあいとお話されながら召し上がっていただきましたが、今度は静かに食事と向き合っていただいてみてください」

なるほど!同じメニューが前後半で提供されることに納得しました。

「いただきます」と手を合わせ食事をいただきます。何人もの人たちが大きなテーブルを囲んで食事をしているのに、聞こえてくるのはターリーとスプーンがぶつかりあうカチカチという音だけ。

この一皿が目の前に盛り付けられるまでの背景や工程に想いをめぐらせ感謝しながらいただく2杯目のカレーはさらに奥行きが増していました。

たとえ同じメニューであったとしても食べるときの心境や環境によって味わいが変化していく。これも諸行無常なのかもしれません。

有難いお話と美味しい食事に感謝感謝です。

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