三芳野神社|川越城の鎮守 「とおりゃんせ」発祥の地

三芳野神社

三芳野神社は大同2年の創建で、現在の社殿は寛永元年(1624年)に川越城の鎮守として後の城主酒井忠勝が3代将軍徳川家光の命を受け再建されたといわれています。

三芳野神社 鳥居

旧川越城本丸跡である初雁公園内の川越城本丸御殿の正面に鎮座します。

目次

三芳野神社|第二期修復工事を経て色鮮やかな当時の姿に

三芳野神社は、平成27年から三年半にわたる第二期修復工事お終え、色鮮やかな当時の姿がよみがえりました。

三芳野神社 拝殿
三芳野神社

写真右側が拝殿、左側が本殿となっています。

三芳野神社の祭神・御利益

祭神は、素盞烏尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

配祀は、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)誉田別尊(ほんだわけのみこと)

本殿は、学業成就合格祈願家内安全、蛭子社・大黒社は商売繁盛にご利益があります。

天神様(菅原道真公)が祀られているので多くの受験生が訪れます。

童歌「とおりゃんせ」発祥の地|行きはよいよい帰りはこわい?

三芳野神社 看板
三芳野神社 石碑

童歌「とおりゃんせ」は三芳野神社の参道が舞台と言われています。

川越城内にあったため、一般の人は許可がないと参拝できませんでした。たとえ参拝できたとしても、帰りには所持品を厳しく調べられたといわれており、その様子が歌われていると伝えられています。

当時の川越は新河岸川の船運で江戸と結ばれていたため、江戸を通じて童歌が広まっていったといわれています。

三芳野神社 参道

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ

この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

「通りゃんせお守り」を購入しました。

三芳野神社 通りゃんせお守り

「見通す」に因んで三つの穴があいています。見通しのよい将来になるよう御祈願されています。

三芳野神社 初雁の杉

本殿の裏には3代目にあたる「初雁の杉」が立っています。

三芳野神社 初雁の杉

毎年秋になると北から雁の群れが飛んできて、杉の真上までくると3度鳴き、杉の回りを3度回ってから南へ飛び去っていったそうです。そのため、川越城は別名、初雁城ともいわれるようになりました。

川越城七不思議の石碑

川越城七不思議のうちの一つにもなっています。

三芳野神社 御朱印

三芳野神社 御朱印

三芳野神社までのアクセス

【住所】川越市郭町2-25-11

【アクセス】
・イーグルバス小江戸巡回乗車:博物館美術館前下車
・東武バス小江戸名所めぐり:博物館前下車
・東武バス川越駅7番乗り場:市役所前下車
・東武バス川越駅1番乗り場:札の辻下車

オバちゃん

三芳野神社のまわりには、本丸御殿、川越市立博物館、川越市立美術館などの観光スポットがたくさんあります。ぜひ訪れてみてください。


よしこ

帰りは怖くなかった?

オバちゃん

時は令和の世、帰りも全然怖くないですよ。

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