川越で約250年続く蔵元である松本醤油商店は、本川越駅から徒歩10分ほど。
一番街の一本西側の通り沿いに店を構えています。
川越 松本醤油
松本醤油(松本家住宅)は、1830年の建築で、市指定有形文化財です。
明治大火を免れ、江戸時代の建物が残っており、今では川越唯一の醤油蔵です。
松本醤油の醤油づくり
松本醤油では工場見学ができます。
それでは醤油づくりの現場へ行ってみましょう。
まず最初に案内されたのは
埼玉県産の小麦と川越産の大豆を使用した麹をつくる部屋です。
この中で約3日間かけて麹を作っています。
そしていよいよ醤油蔵へ。
醤油の仕込みを行っているこちらの蔵は
天保元年に建造されていることから『天保蔵』と呼ばれています。
使用されている木桶もその頃のもので
190年もの間、酵母菌、乳酸菌などの微生物を守り続けています。
ここで1年かけて発酵熟成させているものは『もろみ』と呼ばれています。
もろみの味見をさせていただきました。
しょっぱいさの中に濃厚な旨みと甘みのある味わいでした。
上部から見た木桶の写真がありました。
菌の作用を促すために職人さんたちが大きな木桶を丹精込めてかきまぜているのですね。
こうしてできた『もろみ』をしぼることによって、お醤油ができあがります。
醤油をしぼった後に残ったカスは牛の餌になるそうです。
再仕込醤油
1年目にできた醤油を原料にして、もう一度発酵、熟成したものを再仕込醤油といいます。
2年かけてつくる再仕込醤油はとても旨みの強いお醤油でとても人気があるようです。
川越 松本醤油の商品
松本醤油の店頭にはたくさんの商品が並んでいます。
川越の地酒『鏡山』の販売も。
松本醤油の醤油蔵の一角に鏡山の醸造設備があります。
はつかり醤油
2年の天然熟成を経て作られた
再仕込醤油の『はつかり醤油』が人気商品です。
自然な旨味と香りが特徴です。
『はつかり醤油』は、川越城の別名、『初雁城』から名付けたそうです。
はつかり胡麻ドレッシング|あの番組で紹介され行列ができる人気に!
2014年に「マツコの知らない世界」で紹介され
次の日から行列ができる人気商品となった『はつかり胡麻ドレッシング』。
今でもリピーターの方が多いそうです。
松本醤油ではマツコさんのことを「マツコ大明神」と呼んでいるとか。。。
松本醤油の敷地内には、
松本醤油を使ったラーメンが食べられる『UNDER GROUND RAMEN 頑者』や、
ガラスアート体験ができる『ブルームーン(glass Art Blue moon)』が併設されています。
松本醤油 店舗概要
住所 埼玉県川越市仲町10-13
電話 049-222-0432
営業時間 9:00~18:00
定休日 年中無休
ホームページ https://www.hatsukari.co.jp/
松本醤油 醤油蔵見学
見学時間
【平日】13:00~
【土日祝】13:00~、14:00~、15:00~
予約不要。店舗前集合。
料金 無料
天保元年につくられた醤油蔵。
是非、訪れてみて下さい。