昔懐かしいお店が並ぶ、小江戸川越『菓子屋横丁』。
昭和時代にタイムスリップしたかのような風情ある雰囲気の中、子供に戻ったような気分になって食べ歩きしてみませんか?
素朴な味、気取らない味、昔ながらの菓子作りを今に伝える菓子屋横丁
菓子屋横丁は、江戸時代の末期から明治時代の初めごろに、江戸っ子好みの気取らない菓子を製造したのが始まりといわれています。関東大震災で大きな被害を受けた東京に代わって全国への製造・供給を賄い、昭和初期には約七十軒が軒を連ねていました。平成十三年には環境省の「かおり風景百選」に選定されています。
昭和生まれの方なら誰しもお小遣いを握り締め、近所の駄菓子屋さんに駄菓子を買いに行った記憶があると思います。
菓子屋横丁は、そんなワクワクした子供心を思い出させてくれます。
平成生まれの方はもしかしたら近所に駄菓子屋さんはなかったかもしれないですね。
そんな平成生まれの方もきっと、お気に入りの駄菓子を探す心踊る気持ちを味わうことができることでしょう。
菓子屋横丁の石畳の道に散りばめられた色とりどりのガラスは駄菓子の飴細工などをイメージしたものらしいです。
菓子屋横丁に軒を並べる数々の店舗のいくつかをご紹介します。
菓匠右門|サツマイモを使ったおまんじゅう「いも恋」が人気
本川越方面から寺町通りを曲がってすぐに目に入ってくるのが川越市内を中心に数店舗の店を構える『菓匠右門』。
駄菓子ではありませんが、サツマイモを使ったおまんじゅう「いも恋」が人気です。
山芋ともち粉の生地に北海道産のつぶあんとサツマイモが2層になり包まれたおまんじゅうは、「彩の国認定優良ブランド品」として認定されています。
店内にはイートスペースも設置されています。
玉力製菓|伝統的な製法でつくる昔ながらの飴玉
見た目がかわいい組飴、薬草入りのど飴や河越抹茶を使用した河越茶飴、数々の色彩豊かな飴玉が店頭に並ぶのは『玉力製菓』。
昔ながらの伝統的な製法を守り自家製の飴玉をつくりつづけています。
店の奥のガラス戸の向こう側には飴をつくっている職人さんの姿が見えます。
時間帯によっては飴づくりの見学をすることができます。
ふ菓子工房『松陸製菓』|95cmのふ菓子棒は菓子屋横丁のお土産の定番
ふ菓子工房「松陸製菓」の店頭には、いろとりどりのふ菓子が並べられています。
そしてなんといっても「松陸製菓」での一番人気はこちら。
元祖日本一長~い黒糖ふ菓子!!
菓子屋横丁のシンボルといっても過言ではありません。
このふ菓子を抱えて川越散策している人を街のあちこちでたくさん見かけます。
そして、その横では「生芋ようかんソフトクリーム」の販売も。
人気NO.1のさつまいもとむらさきいものMIXをいただきました。
さつまいもチップをスプーンがわりにしていただきます。
サツマイモのとろけるような甘さがとろけるような夏の暑さを冷やしてくれます。
LEMONADE by Lemonica
2019年2月にオープンしたばかりの「LEMONADE by Lemonica」。
全国に店舗を展開中のレモネード専門店です。
独自製法のレモネードシロップをつかった手作りで新鮮なレモネートが人気です。
20種類にもおよぶオリジナルレモネードメニュー。
甘いお菓子にさっぱりとした柑橘系のレモネードがよく合います。
たいやき かわしま屋
菓子屋横丁の食べ歩き定番アイテムといえば、かわしま屋のたいやき。
「あんこ」「胡麻あん」「チーズ」「クリーム」「チョコ」、そして川越ならではの「芋あん」と種類が豊富です。
この日は残念ながらお休みでした泣
うなぎ『大穀(だいこく)』/蕎麦甘味『クマ甚』
『うなぎ大穀』では注文を受けてからうなぎをさばきます。
備長炭で焼き上げたこだわりのウナギを楽しむことができます。
『蕎麦甘味クマ甚』では北海道や福井県から厳選したそば粉をしようした独自のこだわりある製法のお蕎麦を味わえます。
そんな『蕎麦甘味クマ甚』にぶらりと立ち寄りいただいたのは・・・
じゃじゃーん!
「甚くん」のぜんざいです。
クマの「甚くん」がぜんざいにつかっています。
甚くんの気持ちよさそうな表情にほっこりします^^
最中でできた「甚くん」の中にはたっぷりのあんこと白玉が詰まっていました。
食べちゃいたいくらいかわいかったので食べちゃいました
稲葉屋本舗|自家製の商品、紫いもまんじゅうが人気
「稲葉屋本舗」店内にはところせましと色鮮やかに駄菓子が並んでいました。
30円~50円くらいの駄菓子がたくさん並んでいます。百円玉を握り締めてどれにしようか駄菓子を選んでいた昔を思い出します。
「稲葉屋本舗」で人気なのは、自家製の紫いもまんじゅう。
中にはあふれんばかりに紫芋の餡が詰まっています。食べ歩きにおすすめです。
外では、かき氷がなんと100円で販売しています。ワンコインです!!
江戸屋|見ているだけでもワクワクが止まらない!駄菓子・お菓子のはかり売りも
札の辻から続く道と寺町通りの交差するところに位置する「江戸屋」。
お店の中はいろとりどりの駄菓子で埋め尽くされています。
そして、店内の一角ではなんとお菓子の量り売りが!!
見ているだけでなんだかとてもワクワクしますね
ふっくらふくれた「福福せん」も人気です。
福福せんは中は空洞になっていてうすくてパリッとした食感でいくつでも食べられてしまいます。
ただ、うすいため、割れずに持ち帰るというミッションが発生します笑
オバちゃんはご近所なので割れずに持ち帰れますが、電車に乗る方はミッションコンプリートできるよう気をつけてくださいね。
都屋|1本50円のリーズナブルな老舗の絶品焼きだんご
80年つづく老舗「都屋」の手作り焼きだんご。
お値段はなんと1本50円。
お醤油で焼いた少し焦げ目のついた香ばしい焼き団子。
やわらかくもちもちとしていて50円とは思えない美味しさです。
川越ベーカリー楽楽|人気NO.1は、お味噌のパン
「川越市都市景観デザイン賞」を受賞している伝統的な川越の町屋を再現した店構えの『川越ベーカリー楽楽』。
人気NO.1は一日500個も売れている「お味噌のパン」です。
北海道産小麦と餅粉をブレンドし、埼玉産の材料にこだわった秩父味噌を練りこまれています。
お店の外にはイートスペースも設けられています。
サンドイッチパーラー楽楽|具だくさんのサンドイッチ
『川越ベーカリー楽楽』がサンドイッチ専門店としてオープンした『サンドイッチパーラー楽楽』。
こだわりの具材を使用した具だくさんのサンドイッチが種類豊富に販売されています。
モーニングセットやランチセットなどのセットメニューも充実しています。
うなっ子|ウナギとさつまいもが一緒になった「いも重」が人気
サツマイモ料理の老舗「いも膳」の姉妹店でもある『うなっ子』。
川越名物のうなぎとサツマイモが一緒になった「いも重」が人気です。
ここで紹介した店舗は菓子屋横丁のごく一部です。
まだまだたくさんワクワクを与えてくれるお店があります。
是非足を運んでみてくださいね。