3年ぶりに川越 熊野神社の『酉の市』が開催されます。
12月3日は、毎年恒例となっている川越熊野神社の『酉の市』の日です。
『酉の市』とは、鷲神社の例祭であり、通常は11月の「酉の日」に行われるお祭りですが、川越熊野神社では毎年12月3日に行われる恒例の年中行事となっています。
川越 熊野神社 酉の市
大鷲神社御由緒
通称
十二月三日の酉の市は「おとりさま」と呼ばれ、戦時中は武運長久の神として、現在は家内安全 商売繁盛の守護神として信仰されている。
御祭神
天之鳥船命(あまのとりふねのみこと)
御由緒
大正十一年南埼玉郡の鷲宮神社の分霊を泰斎したと伝えられている。初め熊野神社に合祀されたが、後に流れ造り社殿を建立し遷座祭を執行して末社とした。
川越地区とその付近住民の繁栄を願い、毎年十二月三日に酉の市を開催し、大神の福と呼ばれる「稲穂付きの熊手」や「百万両小判」を授かろうと近郷近在より善男善女が集まり年毎に益々盛大になっている。参照元:川越 熊野神社
『酉の市』は、川越熊野神社の境内にある「大鷲神社」の例祭です。
2019年の『酉の市』の様子
『酉の市』では、熊野神社の境内に多くの露店が立ち並び、絢爛豪華な縁起熊手の販売が行われます。
熊手は福をかき集める商売繁盛の縁起物とされており、宝船や大判小判、千両箱、おかめの面などが飾り付けられています。
10:30~熊野神社本殿の前で縁起熊手の授与(授与料1,000円)が始まります。
社務所でも数種類の熊手が御福銭つきで販売されていました。
『酉の市』が盛り上がりを見せるのは、暗くなる夕方以降からです。
「足踏み健康ロード」として人気の本殿へつづく参道には本殿へお参りする参拝客たちの行列ができ、
大正浪漫夢通り沿いや境内の中には「やきそば」、「たこやき」、「バナナチョコレート」など、数々の出店が立ち並びます。
連雀町の山車も山車蔵から姿をあらわし、お囃子が披露されます。
境内には熊手を買い求める多くのお客があふれかえり、
露店の電球にも明かりが灯り、まるでライトアップされてるかのごとく、絢爛豪華な縁起熊手が輝きます。
ところどころから、商売繁盛を願って打つ拍子木の音が響いてきます。
そんななかオバちゃんは、来年の干支であるネズミが飾り付けられた置くタイプの熊手を購入しました。
お店の方がシールなどで綺麗に飾り付けてくださいました。
毎年は来れないですが、来たときはいつも干支のついたものを購入して玄関に飾り付けています。
干支の盃 福皿販売
17:00からは、干支の盃 福皿販売(200円)が始まりました。
駐車場の方に並ぶのですが、大行列です。
なくなり次第販売終了になります。
福皿を購入すると福皿にお神酒がふるまわれます。
子雀、雀会による創作神楽
神楽殿では18:30から「子雀」、21:00からは「雀会」の方たちにより創作神楽が奉納されました。
「雀会」は連雀町の囃子連、「子雀」は地域の子どもたちによるもの。
「子雀」の子どもたちによる神楽は、最初は「かわいい」とほっこりしていたものの、子どもとは思えないしっかりとした演舞にいつのまにか見入ってしまいました。
福餅まき
『酉の市』奉納のクライマックスは、なんといっても「福餅まき」。
神楽殿からたくさんの紅白の福餅がまかれます。
縁起物である福餅をゲットしようと多くの人が神楽殿の前に集まりました。
ご覧のとおり、かなりの激戦です。
どうみても、お餅の数より人の数が多い!!
「こっちに投げてーーーーっ」と心の中で叫びながら手を伸ばします。
次々と飛び交う餅と、人のどよめき。
そんななか・・・
オバちゃんのもとに・・・
空から・・・
お餅が・・・
舞い降りてきました!!
これで来年もいい年になりそうです
今年はいい年だったの!?
過去のことは振り返らない主義(キリッ
福餅まきが終わると多くの人が帰路につきました。
そして、神楽殿では最後の奉納「仕舞囃子」の演奏があり、『酉の市』は幕を閉じました。
熊野神社までのアクセス
【住所】埼玉県川越市連雀町17-1
【電話】049-225-4975
【アクセス】西武新宿線「本川越駅」から徒歩5分ほど