昔懐かしい風情あるお店が並ぶ菓子屋横丁に新たな店舗が誕生しました。
『抹茶あらた』
一杯ずつ心を込めて淹れる香り高い狭山茶と一枚一枚丁寧に焼き上げる手焼きのクレープがいただけるお店です。
抹茶あらた
『抹茶あらた』が店舗を構えるのは菓子屋横丁。『LEMONADE by Lemonica』のお隣になります。
2023年11月3日(金)にオープンしました。
店舗の建物ははまもなく築100年をむかえる町屋造りの建物で、以前は餡子を炊いたり落雁を作られたりなど和菓子づくりに使用されており、川越市の景観重要建造物に指定されています。
いずれは2階をティースペースとして開放する予定ですが当面はテイクアウトのみとなっています。
『抹茶あらた』は香り高い抹茶や緑茶、手焼きクレープなどがいただける本格派抹茶スイーツショップ。
お抹茶は、川越抹茶(狭山)「明松(みょうしょう)」の最高グレードの「白(しろ)」
そして、無農薬栽培された宇治抹茶「佳辰(かしん)」をいただくことができます。
昔ながらのやり方で丁寧に石臼で挽かれています。
お抹茶には老舗和菓子店『龍月』の落雁が一つ付いてきます。
緑茶やほうじ茶は江戸時代から続くお茶農家の『平岡園』の茶葉を使用しています。
「色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす」という茶摘み歌でも歌われているように狭山茶は味に深みがあることで知られていますが、『平岡園』の茶葉は味だけではありません。「萎凋(いちょう)」という香りを出す製法がとられており、独特な白いお花のような香りが感じられます。
その香りを存分に楽しんでもらうために『抹茶あらた』では急須ではなく蓋碗(がいわん)という茶器を使用し、高い温度で香りを出しながら三煎、四煎淹れて味を重ねていく方法で提供されます。
手焼きクレープは、煎茶を使ったカスタードやアマゾンカカオの殻を煮出して作ったジュレなどが包まれた「あらた」、
ガリガリとしたフランス産きび砂糖やカルピスバターが包まれた「川越シュガーバター」の2種類。
注文を受けてその場で焼いていただけます。
上質な抹茶と狭山茶を使用したどこか懐かしい味わいと風味が楽しめるティースタンド『抹茶あらた』
和の文化が根付いた小江戸川越の地で新たな茶文化の発信基地になりそうです。
『抹茶あらた』店舗概要
[抹茶あらた]
【住所】
埼玉県川越市元町2-9-19
【電話】
049-298-7500
【営業時間】
10:00~16:00
【アクセス】
西武新宿線「本川越駅」から徒歩18分ほど