新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、令和2年の火渡り祭りは柴灯護摩のみの開催となります。
火渡りはできません。
成田山川越別院で行われた『火渡り祭』に行ってきました。
『火渡り祭』は、毎年11月23日(祝)に成田山川越別院にて行われています。
火渡り祭とは
屋外で結界を巡らし道場を建立しその中に薪を積んでこれを桧葉で覆い
参照元:成田山川越別院公式HP
祈願をこめて火を点じて修法することを柴燈護摩といいその火の上を歩いて渡ることを火渡りといいます。
この護摩によって心の迷いを焼き尽くし、明るく生き抜く意欲が生まれ、
又、念願成就のご霊験に浴することができるのです。
柴橙護摩(さいとうごま)に名前と願い事を書き、その護摩木をヒバで覆われた祭壇に焚かれた火の中で焚き上げることによって、
天下泰平、五穀豊穣、無病息災、商売繁盛、学業成就などのご利益を祈願します。
火渡り祭に参加してきました。
この日はあいにくの雨予報。
前日、成田山川越別院に電話で確認したところ
「多少の雨でも行います」とのことだったので、成田山川越別院へと向かいました。
今回でオバちゃんは3度目の参加になります。
中央の祭壇や護摩木の上には濡れないようにブルーシートがかぶせてあり、着々と準備がすすめられています。
例年だと多くの参加者が集まっている時刻ですが、人の姿はまばらです。
雨宿りできる屋根のあるところで『火渡り祭』の始まるのを待っている人が集まっていました。
受付のテントまで来てみると
「本日の火渡り祭は、雨の為、一般参拝者の火渡りは中止させて頂きます。」の文字が。
ちょっと残念です。
13:00になり、火渡り祭が始まりました。
大僧正を先頭に山伏の方たちが山内を一周し、祭壇のある中央のエリアに入場します。
大僧正が着席されたのちに、オノや剣、弓を使用した儀式などがとりおこなわれました。
そして、祭壇に水を3回たらし、ご本尊様、行者、参加者を洗い清める儀式が行われました。
そして、いよいよ点火の儀です。
うっかり風下に立ってしまい、煙に巻かれていく様子を動画でご覧ください。
煙がモワっと押し寄せてきた瞬間、うっすらウナギのにおいがした気がします。
それ絶対気のせいだから!!
般若心経とともに護摩木がどんどん火の中に投げ込まれていきます。
少しして火が落ち着いた頃に「火渡り」が始まります。
火が燃え盛る真ん中に道がつくられ、入り口と出口にお清めの塩が盛られます。
そして、道にも塩がまかれました。
大僧正を先頭に次々と山伏の方々が火の上を渡っていきます。
足元や顔に当たる熱風がかなり熱いはずなのですが、みなさんスタスタとすずしげな表情で歩いています。
今日はここで終わりなのかと思いきや、護摩木を申し込んだ方を優先に一般の参拝者も渡らせていただけることに。
なぜかオバちゃんが渡る直前になると急に煙りが多くなり、煙が少なくなるのを塩の上に足を置いて待ちました。
山伏さんのGOサインが出たので渡り始めましたが、まだかなりスモーキーでした。
後ろの方に並んでいたので、地面はそれほど熱くはありませんでしたが、
顔に当たる熱気とスモーキーな空気に圧倒されました。
火をわたり終えると、「火渡り之証」をいただくことができました。
心願成就の御利益を祈願し、火渡り祭を終えました。
『火渡り祭』は成田山川越別院にて毎年11月23日(祝)にとりおこなわれます。