『ブーフーウープロジェクト』は、ブー、フー、ウーと名付けられた三軒の古民家再生プロジェクト。
(※諸事情によりブーは更地に戻すことになってしまいました)
くわしくはコチラ
春の訪れを迎え、ブーフーウープロジェクトの建物の前は草花に彩られています。
葉挿しの多肉植物から少しづつ根が生えてきました。
2024年春、ウーの1階が大きく変わったようです。
東側の壁に大容量の壁面収納
前回の記事で修復した西面の壁には白い塗料で塗装が施されていきます。ローラーは使用せず刷毛での塗装ということもありムラなく塗るために二度塗り、場合によっては三度塗りしていきます。白い壁面が登場し室内が一気に明るくなりました。
そしてこちらは東面の壁。一面が古色蒼然の趣がある土壁となっています。作業を見学に来られたことのある方はこちらの土壁が印象強く残っているのではないでしょうか。
こちら側には大きな作業台と壁一面を覆う壁面収納を取り付けることになりました。
とはいえ、慣れ親しんだ印象的な土壁。どこか一部分は土壁を見えるようにしようという意見があがりました。
まずは、作業台の足場となる床面の窪みにセメントを流して平らにしていきます。
作業台の骨組みを作成。
築年数の長い建物であるため傾きや歪みも多く水平をとるのも一苦労です。
コンパネを3枚重ねにした天板を乗せて白く塗装し、大きな作業台が出来上がりました。
つづいては作業台の上にはめこむ棚を作成していきます。
何枚ものコンパネを白の塗料で塗る、塗る、塗る。表を塗ったら次は裏。両面塗ったら次は二度塗り。
人海戦術でひたすら塗って塗って塗りまくる。もはや無の境地。コンパネだけではなく手袋や作業着、エプロン、はたまた顔までも白に染まっていきます。
乾いたコンパネを寸法に合わせてカット、差し金で直角を確認しながら枠と背板を組み合わせて箱型をつくっていきます。
そしていよいよ柱、梁、作業台の立ち上がりに囲まれたスペースにはめ込んでみます。
え・・・入らない!?
そうなんです。柱も梁も歪んでいるんです。一筋縄でははまりません。直角をとってしまったのが仇になったのかもしれません。
ここからは背板のサイズを削りながら微調整の繰り返しです。
バチっとはまりました!
コツをつかんでしまえばこっちのもの。一番大きな棚は一発ではまりました。
大きな作業台と大容量の壁面収納が完成しました!
慣れ親しんだ土壁も顔をのぞかせています。
筆者がお邪魔するようになってから一番大きなDIYだったような気がします。これで作業効率がグンとアップするに違いありません。