『ブーフーウープロジェクト』は、ブー、フー、ウーと名付けられた三軒の古民家再生プロジェクト。
(※諸事情によりブーは更地に戻すことになってしまいました)
くわしくはコチラ
季節はムシムシとした湿度の高い暑い日が続く夏に突入しました。
『ブーフーウープロジェクト』では大きな変化があったようです。
2階の床が完成。次は壁の仕上げ材を施工する予定でしたが・・・
前回の記事では階段が完成し、2階のリノベーションがスタートしたことを紹介しました。
根太組だけで1階が丸見えだった床にはコンパネ(合板)が貼られ、ビビリの筆者でも歩けるようになりました。
床の仕上げ材に2色のオイルステインでペイントしていきます。もともとの木材の色の違いもあり微妙に色合いの異なるの床板ができていきます。
色幅のある板がランダムに並ぶ味わいのある床が完成しました。
そして次なる工程は、壁に断熱材と仕上げ材を施工していきます。
しかしここで、思いもかけない展開に・・・
「ここの内側にせり出している壁、とっぱらって床を半畳ひろげませんか?」と提案の声があがりました。
壁、消える。
たしかに、せっかくリノベーションするんだからとことん使いやすくしたいよね。
ということで壁の撤去作業がスタート!
当たり前ですが古い家とはいえしっかりとつくられています。
静かな弁天横丁にカーン、カーン、カーンという音をとどろかせながらバールと金槌を使い、間柱や筋交いを壊していきます。
そしてトタン板の取り外し。外には木屑や土、謎の土管の欠片などが覆いかぶさった1階屋根が見えてきました。
壁が消えました。
いざ壁がなくなってみると「あれ?見晴らしよくない?」
東面にあった壁の向こうからは緑に生い茂る木々、そしてやわらかな木漏れ日。
「ここを壁でふさいじゃうのはもったいないよね」との声も。さてさてどうなっていくのでしょう。
劇的なアフターへむけての大きな一歩
以前に『ブーフーウープロジェクト』の棟梁である工藤さんからこんな言葉を聞きました。
”『大改造!!劇的ビフォーアフター』の番組だとしたら、今のここの状態はまだ番組開始5分くらいのところです”
数週間前には、「壁や天井ができたことによって室内と室外が明確にわかれて雨風がしのげるようになった」と作業の進捗を喜ぶ声が聞こえてきました。
しかし今回の壁撤去により、再び2階が雨ざらしの状態に。
でもこれは「巻き戻し」でも「逆再生」でもありません。
劇的なアフターをむかえるための大きな一歩なのです。
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