『ブーフーウープロジェクト』は、ブー、フー、ウーと名付けられた三軒の古民家再生プロジェクト。
(※諸事情によりブーは更地に戻すことになってしまいました)
くわしくはコチラ

長かった夏の暑さも一段落をむかえ、少しづつ秋めいてきました。
エアコンも扇風機もない中、額に落ちる汗をぬぐいながら2階の壁をぶちぬいていたブーフーウープロジェクトはどうなっているでしょうか。
端材を再利用した色とりどりの時計
いつもはにぎやかな声が聞こえるフーの1階では、珍しく黙々と何か作業がすすめられているようです。

ダンボールの切れ端をパレットにし、木の端材にカラフルに色が塗られていました。
7色ほど用意された絵の具をパレットで混ぜ、彩度の高い色や淡い色、深い色に端材が塗られていきます。
絵の具の組み合わせでつくられる色の種類は無限大!

アンミカさんによると白は200色あるそうです
ブーフーウープロジェクトに参加されている方たちは、とにかく物を捨てない方たちなのです。
普通はゴミ箱にポイッとしてしまうような物も「これ何かに使えないだろうか」と考えに考えています。
空いた牛乳パックに余ったセメントをつめて蚊取り線香立てをつくったり、落ちた草花で草木染めをしたり、錆びてボロボロになった鉄板をシダーローズに巻き付けブーケをつくったりと、とってもクリエイティブ!
今度はいったい何ができるのでしょうか。


色とりどりの端材の隣ではなにやら四角い木枠のようなものが組み立てられ、木枠にもペイントが始まりました。






1色で塗られたものもあれば、クラック塗料を使用してひび割れが入ったものまで次々と木枠が完成していきます。


そして木片は一枚板の上に個性豊かに並べられていきます。
木枠と木片の並んだ一枚板を組み合わせると・・・


時計のムーブメントの部分は市販のものですが、端材でつくられた置時計に!
これに文字盤を制作してとりつければ完成のようです。
端材でつくられた時計を販売し、今後必要となる電気・ガス・水道工事の資金の一部にしていきたいとのことでした。
捨てられてもおかしくないような端材が夢色に時を刻む時計に生まれ変わりました。
フーの2階には断熱材が
数か月前に壁をぶちぬいたフーの2階も順調に作業がすすめられています。




ぶちぬいた壁の部分には屋根が完成し、




室内の壁と天井には断熱材が入りました。
これで冬の寒さも大丈夫・・・なはず!