2024年5月15日(水)、インキュベーション&地域の魅力発信拠点『りそなコエドテラス』がグランドオープンしました。
「時の鐘」に次ぐ川越のランドマークとなっている大正ロマンを感じさせる洋風建築の建物は、第八十五国立銀行本店として大正7年に竣工しました。
昭和18年に埼玉銀行となり、その後合併などにより数回名称がかわったのち平成15年に「埼玉りそな銀行川越支店」となりました。
設計したのは東京帝国大学の辰野金吾のもとで建築を学んだ保岡勝也。1996(平成8)年に国の登録有形文化財に指定されています。
そして2020年7月に「埼玉りそな銀行川越支店」が移転、歴史ある建物は大規模な補修工事を経て「りそなコエドテラス」として生まれ変わりました。
オープン当日には、関係者向けのオープニングイベントや、広場での「川越Farmer’sMarket」が開催され、地元のゆるキャラ達も駆けつけてにぎやかな幕開けを迎えました。
『りそなコエドテラス』ってどんなとこ?
『りそなコエドテラス』は、「ビジネス創出を起点に、地域の未来をプラスにする」ことをコンセプトとした、インキュベーション&地域の魅力発信拠点となる複合施設。
インキュベーション・コワーキングスペース、地域の食材を活かしたカフェやレストラン、特産品の販売スペースなどがあり、川越や埼玉のブランドを全国に発信。屋外スペースは地域の人々や観光客が集い、交流し、楽しむ場として開放されます。
1Fフロア
- ECCOLA りそなコエドテラス
- Resonaギャラリー(旧金庫室)
- CLOCK KITCHEN りそなコエドテラス店
「ECCOLA りそなコエドテラス」ではジェラートコーナー、モッツァレラチーズファクトリー、ピッツェリアの飲食コーナー、そして埼玉の農と食の魅力を再発見できる加工品が多数販売されている物販コーナーも併設されています。外にはテラス席も。
その場でつくった練りたてのモッツァレラチーズを使用したメニューもいただけます。
旧金庫室の重々しい堅固な扉の向こうは「Resonaギャラリー」
川越と第八十五銀行の歴史を知ることのできる貴重な資料が展示されています。
「CLOCK KITCHEN りそなコエドテラス店」は曜日と時間でお店が変わるシェアキッチン。この日は岩槻のベーグルショップ「MIYATAYA BAGEL」さんが出店されていましたが、訪れた時にはすべて完売してしまっていました。
2Fフロア
- Trattoria Azzurri KOEDO
- Bar Azzurri
- イートイン・ラウンジ
- 旧頭取室
- テラス席・コエドデッキ(展望台)
『Trattoria Azzurri KOEDO』は本格的なフルコースが味わえるリストランテ。
『Bar Azzurri』では川越の郊外の豊かな自然の中で作られるクラフトジン「棘玉」、秩⽗産ぶどうを使用した「兎⽥ワイナリー」のワインなど、さまざまなお酒をいただくことができます。
ゆったりとくつろげる「イートイン・ラウンジ」
数々の重要な意思決定がされてきたであろう「旧頭取室」。大正ロマン感じる重厚な空間です。『Trattoria Azzurri KOEDO』の個室席として利用できるようです。
「テラス席・コエドデッキ(展望台)」からは一番街が一望できます。もちろん「時の鐘」も!
川越まつりの日には超特等席になりそうです。
3Fフロア
- インキュベーション・コワーキングスペース
3Fは「インキュベーション・コワーキングスペース」のフロア。
この日は、コエドテラス開業を記念して、武蔵野音楽大学出身の奏者によるクラシック音楽のコンサートが開催されましたが、通常時はデスクやチェアが並び、フリーアドレスでお仕事ができるスペースとなっています。
地域の歴史と共に歩み続けてきた歴史的な建物は、小江戸を照らす活気あふれる新名所なるに違いありません。
[りそなコエドテラス]
【住所】
埼玉県川越市幸町4-1
【営業時間】
各テナントによる
【公式HP】
https://www.saitamaresona.co.jp/labtama/koedo-terrace/