川越の街を散策しているとあちらこちらに大きな動物の立体アートを見かけます。
こちらはすべて川越出身・在住のヤジマキミオさんがつくられた作品で全部発泡スチロールでできているんです。
川越市の職員をされていたヤジマさんは、浅草のサンバチームで発泡スチロール制作に携わったことが転機となり、現在はプロの発泡スチロールアーティストとして川越を中心に活動されています。
小江戸蔵里にてヤジマキミオさんの作品が並ぶ『ぜーんぶカエル展』が2023年12月6日(水)から始まりました。
「ふりカエル」「そりカエル」ダジャレのようなシチュエーションのカエルも集まる『ぜーんぶカエル展』
『ぜーんぶカエル展』が開催されているのは小江戸蔵里つどい処(展示蔵)のギャラリー。入場無料です。
カエルのような緑色の芝生が敷かれたその部屋の中は
へんてこカエルの住む、ヤジマさんちの不思議な庭。並んでいる発泡スチロール立体アートはぜーんぶカエルです。
その中からいくつかの作品をご紹介したいと思います。
反りカエル(イナバウアー型)
手足の筋肉をいっぱいに伸ばした「反りカエル」。別名「イナバウアー型」
とてつもない躍動感が感じられます。
見カエル美人(ふりカエル)
菱川師宣作の「見返り美人図」をモチーフにした鮮やかな着物を纏った「見カエル美人(ふりカエル)」。
偶然にも奥の方にいらっしゃる展示を見にいらしていた見返り美人さんとシンクロしています。
裏にまわってみるとカエルの口元にホクロがありました。マリリンモンローをイメージして色っぽくしてみたとのこと。
”※うらは見ないでください”という注意書きがされている作品もありますが、裏を見てみるとクスッとしてしまうものも。
ニョロニョロとしたモニュメントは何?
会場のところどころにニョロニョロとしたモニュメントが置かれています。これは一体なんなのでしょう?
つい最近、「縁結び横丁」の前に大きなサツマイモの発泡スチロールアートが設置されました。
こちらの作品を四角い発泡スチロールから削りだしたときにできた端材を用いてニョロニョロのモニュメントを作成されたとのことでした。
他にも愛嬌たっぷりのカエル作品、そしてカエルができるまでの工程写真や川越市内のヤジマさんの作品MAPも展示されています。
触ることのできる作品や縁側に座ってくつろいでいるような写真が撮れるフォトスポットも!
展示会終了後にはヤジマさんのカエルたちが川越の街に飛び出してくるかもしれません。
『ぜーんぶカエル展』開催概要
[ぜーんぶカエル展 ]
【開催日時】
2023年12月6日(水)~10日(日)9:00~18:00
【開催場所】
小江戸蔵里 つどい処 展示蔵
埼玉県川越市新富町1-10-1
入場無料