川越市役所そばに店舗を構える老舗料亭『すき亭 吉寅』に行ってきました。
すき亭 吉寅
『すき亭 吉寅』は明治10年創業のすき焼きの名店。格式高そうな趣のあるたたずまいの料亭です。
料亭というと敷居が高く感じられますが、『すき亭 吉寅』には「料亭部離れ日本間個室席」とその隣に併設された「レストラン部テーブル席」の二つの様式があり、「レストラン部テーブル席」ではリーズナブルにすき焼きや洋食メニューをいただくことができます。
今回は「レストラン部テーブル席」でお料理をいただいてきました。
リーズナブルなメニューが並ぶ「レストラン部テーブル席」
建物向かって右側が「料亭部離れ日本間個室席」、左側が「レストラン部テーブル席」の入り口となっています。
「レストラン部」の店内はレンガタイルが市松に貼られた腰壁にベージュの漆喰壁、天井にはお花をモチーフにしたシャンデリアが吊り下げられ和洋折衷のモダンな雰囲気。大きな観葉植物に癒される落ち着いた空間となっています。
黒毛和牛すき焼きが重箱になった「城下町定食」はなんと1,650円ととってもリーズナブル。
ほかにもリーズナブルにいただける洋食メニューやちょっぴり贅沢なフランス料理など数多くのメニューが並んでいます。
この日は「城下町定食」を頼まれている方が多く見受けられました。
(※メニュー・価格はすべて店舗訪問時のものとなります)
すき焼定食(上コース)をいただきました
せっかくなので鍋ですき焼きをいただきたいと思い、少しだけ奮発して「すき焼定食(上コース)」を注文しました。
すき焼きの具材は、リブロースのお肉に長ネギ、春菊、しらたき、豆腐、麩、サツマイモ。
ご飯と味噌汁、もずく、お新香がセットで付いてきます。
奥にステーキらしきものがチラチラ写りこんでいますが、お友達が注文した「サーロインステーキ」です。のちほど紹介しますね。
お鍋の中にあらかじめ割り下が入っていますが足りなくなったときのために、薄い割り下と濃い割り下が添えられています。
薄い割り下を注いだあとに濃い割り下で調整してくださいとのことでした。おすすめの割合は1対1だそうです。
最初だけ店員さんがセッティングしてくださいました。それではいただきまーす。
まろやかな卵でいただくお肉はとろけるようなやわらかさです。
甘みのある割り下は、お肉やお野菜の旨味、濃厚な卵と溶け合いながら重なり合った深い味わいを生み出します。
「う~ん、うまいっ!!!」箸が止まりません。
明治時代から変わらぬ歴史と伝統ある「すき焼き」の奥深さに感銘を受けました。
そしてこちらが先ほどからチラチラ写り込んでいた、お友達の注文した「牛サーロインステーキ」。こちらも美味しそうです。
食後には名物「芋プリン」をいただきました。ほろ苦のカラメルとサツマイモの飾り気のない甘みが絶妙な、どこかなつかしさを感じるプリンです。
至福のひと時を過ごすことができました。
『すき亭 吉寅』店舗概要
[すき亭 吉寅]
【住所】
埼玉県川越市元町1-9-3
【電話】
050-5488-2702
【営業時間】
・料亭離れ完全個室席 11:30~22:00(L.O21:30)(最終入店20:00)
・レストランテーブル席 11:30~21:00(最終入店20:00)
※個室席・レストランテーブル席共にランチタイム終了後一旦クローズ
【定休日】
月曜日
【アクセス】
西武新宿線「本川越駅」から徒歩17分ほど