「河越館跡めぐりと流鏑馬」に参加してきました。
「河越館跡めぐりと流鏑馬」とは、川越市シルバー人材センター主催のツアーで、
鈴木茶園を出発し、日枝神社、河越館発掘資料展示室、国指定史跡 河越館跡見学、常楽寺をめぐるもの。
「河越流鏑馬」の開催される11月16日(土)に合わせて開催されました。
「河越館跡めぐり」
「河越館跡めぐりと流鏑馬」の集合場所は、霞ヶ関駅北口でした。
集合は9:30~10:00で集合した順に10名ほどのグループを組んで順次出発します。
シルバー人材センターのガイドさんが先導してくれます。
お天気もよく、お散歩日和です。
鈴木園
霞ヶ関駅を出発してほどなくして目の前に茶畑が広がりました。
鈴木園の茶畑です。
ところどころに霜よけのための小さな風車がまわっています。
鈴木園では、何工程もあるお茶の生産工程から販売までをすべて一貫で行っています。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」
という言葉があり、狭山茶は濃厚な風味で評価されているということでした。
ガイドさんは鈴木園さんに「茶を摘んで天ぷらにするとおいしいですよ」とすすめられ、二番茶を摘んで天ぷらにしたらとてもおいしかったとおっしゃっていました。
お茶の製造に使われる道具の数々を見学することができました。
鈴木園
【住所】埼玉県川越市上戸145
【電話】049-231-2220
上戸日枝神社
上戸日枝神社は、貞灌年代の頃の創立。
永暦元年に後白河法皇が京都東山の比叡山に山王七社の神々を勧請し、新日吉社を創建しました。
それを聞いた河越氏が、河越床を新日吉社に寄進し荘園主となり、以後、後白河法皇の御領地となり新日吉山王権現と称されました。
その後、鎌倉時代に北条時頼が社殿を再建。
明治元年の神仏分離令により、日枝神社と改称しました。
ご神体は川越市指定文化財の懸仏。
享保年間頃には村人たちによって獅子舞がさかんに行われており、川越市内最古の獅子頭が残されています。
上戸日枝神社
【住所】埼玉県川越市上戸316-1
いよいよ、流鏑馬会場ともなっている河越館跡に向かいます。
河越館跡
河越館跡は、武蔵国で最も勢力を誇った武士である河越氏の居館跡です。
河越太郎重頼の娘は源頼朝の弟、義経の正妻に選ばれています。
河越館跡は、昭和59年12月6日に国指定史跡となりました。
これまでに26回にもおよぶ発掘調査が行われ、発掘された出土品の数々により全貌があきらかになってきました。
現在は、国指定史跡河越館跡史跡公園として、郷土学習の場、市民の憩いの場として活用されています。
河越館史跡公園資料展示室
河越間史跡公園資料展示室は、隣接する上戸小学校の教室の一角にあります。
発掘調査で発見された出土品を見ることができます。
土器や供養塔、天目茶碗・茶臼・風炉などの茶道具など数々の出土品が展示されています。
河越館跡までのアクセス
河越館跡
【住所】埼玉県川越市大字上戸194
【アクセス】
東武東上線 霞ヶ関駅北口から徒歩約15分
河越流鏑馬
2019年の「河越流鏑馬」は、11月16日(土)に行われました。
流鏑馬(やぶさめ)とは、馬に乗って的を射る日本の伝統的な競技です。
流鏑馬の開始時間は13:30~。
その前に常楽寺境内で、上戸芸能保存会や鯨井の万作保存会による民俗芸能の披露がありました。
そして、13:00からは出陣式です。
厳粛な儀式とわかっているのか、お馬さんたちもこうべを垂れているように見えます。
13:30~開会式が行われ、流鏑馬行事が始まりました。
まず始めに騎馬術演武が行われました。
馬場本から馬場末までの一直線のコース沿いにたくさんの見物客が集まり、その前を馬と射手が何度か往復します。
そして、いよいよ流鏑馬が始まります。
的がセットされます。
馬場本から馬場末にかけて的が3ヶ所にセットされ、疾走する馬の上から矢で的を射ます。
大迫力です。
矢が当たって射抜かれた的に「當的 河越流鏑馬」の文字が書かれ販売されていました。
とても縁起がよさそうなので購入しました。
家の西南の方角に飾るといいそうです。
流鏑馬が終了したあとには、体験乗馬が行われました。
小さなお子様たちもたくさん体験乗馬の列に並んでいました。
お馬さん、近くで見るととても優しい目をしていてかわいかったです。