連雀町にある『カフェ・セザリコ』に行ってきました。
『カフェ・セザリコ』があるのはクレアモールを大正浪漫夢通りの方向へ歩いていき、だんごの『かなめや』さんのある交差点を右に曲がってすぐのところになります。
『大学いも・川越いわた』の正面になります。
なかなかオープンに出くわせないレアなお店
『カフェ・セザリコ』はなかなかオープンに出くわせないレアなお店
いつ前を通りかかってもシャッターが閉まっています。
コンクリートの打ちっ放しの無機質なシャレた外観。
お店の看板も出ていないのでここがお店であることに気づかない方も多いのではないでしょうか。
お店の前には謎に包まれた道路標識
お店の前には
パリ
オータン
24の8番地
と書かれている道路標識のようなものが立っています。
ある日、そんな謎に包まれた『カフェ・セザリコ』の前にさしかかると
シャッターが開いていました。
ガラスのショーウィンドウの中には絵画やオブジェが飾られています。
一体どのようなカフェなのでしょう。
早速中へ入ってみました。
『カフェ・セザリコ』の店内
白で統一された清潔感あるシンプルモダンな店内
とっても気さくで話好きなご主人が迎えてくれました。
コロナ禍になってからは土曜の午後のみオープンしているということでした。
店内には常連さんとおぼしきお客さんが数人いらっしゃいました。
壁にはたくさんの絵画が飾られています。
これらの絵画は店主さんのお知り合いの画家さんの作品です。
『セザリコ』というお店の名前はフランスの画家「セザンヌ」の上二文字とニューヨークのジャズ喫茶の名前を組み合わせた造語とのことでした。
テーブルについてすぐに運ばれてきたのは
なんと歌舞伎揚げ!?
店内の雰囲気とはいささかミスマッチなお通し
そしてそのかたわらにピラリと置かれたメニュー表はとてもシンプル
- コーラ
- ジンジャー・エール
- オレンジジュース
- トマトジュース
- コーヒー
- ビール(グラス)
- ワイン(赤)ブルゴーニュ
歌舞伎揚げに何を合わせようかなと一瞬思考停止してしまいましたが
コーヒーをオーダーしました。
フランス好きの店主さんとの語らいの空間
コーヒーが運ばれてきました。
絵画に囲まれたシンプルモダンな空間で一杯のコーヒーと歌舞伎揚げ
なんだか奇妙な世界に飲み込まれてしまいました。
前を通るたびにずっと気になっていたお店の前にある謎の道路標識について聞いてみました。
店主さんがフランスの大ファンなのでつくったとのことでした。
看板に書かれている「オータン」とはフランス・ブルゴーニュ州にあるオータン市のこと
川越市の姉妹都市とのことでした。
オータン市との姉妹都市提携5周年のとき(2007年)に川越市姉妹都市交流委員会が主催するオータン市訪問があり、ご主人もそれに参加されたそうです。
そのときのパンフレットや写真を見せてくださりお話をたくさん聞かせていただくことができました。
常連さんたちと店主さんとの間でもお話がはずんでいました。
『カフェ・セザリコ』は、一杯のドリンクをかたわらに楽しむ憩いの場なのかもしれません。
『カフェ・セザリコ』店舗概要
[カフェ・セザリコ]
【住所】埼玉県川越市連雀町24-8
【営業日】土曜日の午後すぎ頃~
【アクセス】西武新宿線「本川越駅」から徒歩5分ほど