石原町にたたずむ築130年超の古民家が「子育て」に優しい託児カフェ&宿泊施設『結家(むすびや)』に生まれ変わりました。
結家(むすびや)
『結家(むすびや)』は、店主である大室さんがご縁をつなぎ集った仲間たちで運営するカフェ、一時預り専門託児、一棟貸宿を兼ね備えた集いの場。
店舗を構えるのは高澤橋から菓子屋横丁と反対方面に進んだところ、セブンイレブン川越石原町1丁目店のはす向かいになります。
以前は『古民家惠比壽屋』さんとしてイベントスペースや織物工房を営まれていた古民家といったほうがピンとくる方も多いかもしれません。
明治中期に建てられ関東大震災を乗り越えてきた築130年を超える歴史ある町屋づくりの古民家に早速お邪魔してきました。
1階手前はカフェ&託児スペース
2023年9月30日(土)に1階手前のカフェスペースが先行でプレオープンしました。
オープンの瞬間に立ち会わせていただきました。
店主の大室さんが入り口に『結家』の暖簾をかけるとそれを見守るお仲間たちから温かな拍手が送られました。
店内は歴史ある古民家の面影残すカフェスペース。カウンターの隣が小上がりになっていてお子さんが遊ぶことのできる畳敷きのスペースも用意されていました。
ベビーカーと一緒に入れる大きなトイレ、そしてその向かい側には授乳室もありました。
カフェスペースの壁面には「もみ殻」をブレンドした結家オリジナルの壁材が使用されています。左官仕上げをしたあとに剣山でたたいてザクザクと掻き落としているため、光が当たると陰影のコントラストが綺麗に浮かび上がります。
カフェスペースの一角には一時預り専門の託児スペースが設けられています。
こちらには、これからおもちゃなどが搬入されにぎやかになって年内中にオープンが予定されています。
おむすびセットや天然酵母のケーキ、火曜日には心のこもったスパイスカレー
カフェスペースではHolonさんがメニュー監修、メインシェフであるnui(ぬい)さんがつくる、おむすびセットやおはぎ、天然酵母を使ったケーキなどをいただくことができます。
おむすびには川越産のお米「彩のきずな」が使用されています。
いずれのもほっこりとしたホッと一息つけるメニューとなっています。
そして毎週火曜日にはシェアキッチンとなり、アンマー食堂さんの心のこもったこだわりのスパイスカレーを楽しむことができます。
2階ではワークショップ開催予定
急階段を上った先にある2階のお部屋ではネイルやヨガなどのワークショップを開催予定。
1階の託児スペースにお子様を預け、安心してゆっくりとネイルやヨガを楽しむことができます。
1階のカフェを見下ろすことのできる吹き抜け部分や
屋根裏部屋のような隠れ家のような落ち着いた雰囲気のスペースも。
こちらのスペースはシェアスペースなどに活用していきたいとのことでした。
昭和に増築されたエリアは一棟貸宿、マニア必見の貴重な品も・・・
カフェスペースとなっている明治中期の建物の奥は昭和に増築されたエリアとなっており、一棟貸宿になっています。
カフェの入り口とは別に、裏側に入り口が設けられています。
1階にはキッチン、庭を望める開放感のあるお風呂、居間。
2階は照明の光が天井に美しく映し出される寝室となっています。
昭和の空気感あふれる一棟貸宿は川越まつり(2023年10月14、15日)までにはオープンする予定とのことでした。
と、ここで、この日遊びにいらしていた『古民家惠比壽屋』のおかみさんから「マニア必見の品があるから是非写真に撮ってほしい」とお話があり、案内されたのが
お手洗い!
便器やシンクには「Toyotoki」のロゴが入っています。
こちらの便器は、TOTOの前身である東洋陶器が初期につくった洋式便器とのこと。トイレマニア必見だとか。
かなり珍しい品ということなので宿を利用される方は是非チェックしてみてください。
ママが私に戻れる場所に
店主である大室さんは子育て真っ最中のママさん。
子供が大きな声を出してしまったり泣いてしまったりすると「すみません」と常に周囲への気遣いされてるママさんに、ママの「すみません」が0の場所として『結家(むすびや)』をオープンされました。
ママが私に戻れる場所に、そしていずれは幅広い年齢層の方が安心して「ただいま」と言える親戚のおじいちゃん家のようにしていきたいと語ってくださいました。
『結家(むすびや)』店舗概要
[結家(むすびや)]
・カフェスペース:プレオープン中(グランドオープンは11月11日)
・一時預り専門託児:2023年内オープン予定
・一棟貸宿:2023年10月オープン予定
【住所】
埼玉県川越市石原町1-6-7
【電話】
049-210-3408
【定休日】
日曜日
【SNS】
Instagram:結家-MUSUBIYA-|川越