『まざあ・ぐうす』は先日、テレビ東京の『タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって』で「住宅街に佇むお店の異世界スパイスカレー」と紹介された創作カレーのお店
川越は広い!まだまだ知らないお店があるものです。
番組で知り、早速足をはこんでみました。
『まざあ・ぐうす』
新河岸駅西口を出て15分ほど歩いた住宅街
「こんなところにカレー屋さんが本当にあるんだろうか」と歩いていたところ
「カレー自慢」とかかれたのぼりを発見!
ありましたありました
イギリスの伝承童謡である「マザー・グース」から名前をとったそのお店は、まるでおとぎ話の世界から飛び出てきたような佇まいの小さなお店です。
『まざあ・ぐうす』は、創作カレーと絵本と珈琲が楽しめるお店
店内にはテーブル席が並び、壁に造り付けられた棚にはたくさんの本や絵本が並んでいます。
「マザー・グース」の絵本もありました。
静かな音楽と鳥のさえずりが流れ、まるで森の中のお店にいるかような穏やかな空間です。
壁には味わいのある文字でかかれたメニューボード
カウンター上部の棚にはたくさんのスパイスが並んでいます。
メニューによってスパイスの調合をかえるオリジナルの創作カレー
「木のこカレー」や「木の実カレー」、「野菜たっぷりヘルシーカレー」などなど
『まざあ・ぐうす』のカレーは、具材ごとにスパイスの調合がかわります。
1つのメニューに使われているスパイスはなんと15種類以上!
今月のおすすめは「牛すじカレー」と「トマトとズッキーニのカレー」とのことでしたので、「トマトとズッキーニのカレー」を注文
ドリンクは「ぐうすミルクティー(アイス)」にしました。
「トマトとズッキーニのカレー」が運ばれてまいりました。
運ばれてきた瞬間、いや、調理されているときから香ばしいスパイスが香ります。
野菜にあわせて調合されたスパイスは、フェヌグリーク、キャラウェイ、クミンなど15種類以上!
ライスには丸麦、もちきび、あわが入っています。
カレーライスの上にはフライドオニオンとパプリカ、チリパウダーがトッピングされています。
ごろっと大きなズッキーニとトマトがはいったカレーは、口にいれた瞬間、一口噛んだ瞬間、飲み込む瞬間それぞれで味が変化していきます。
カレーの中でかくれんぼしていたスパイスが次から次へと口にひろがっていくのがわかります。
奥深い香りや辛味がさっぱり、そしてまろやかにお野菜と絡み合う、まさに異世界スパイスカレー!
テーブルには辛味スパイスが置かれているので、お好みで辛さを調節することもできます。
シナモン、ナツメグ、ジンジャーなど数種類のスパイスが配合された「ぐうすミルクティー」
一口飲んだ瞬間に衝撃が走りました。
今まで飲んだことのない驚きの美味しさです。
ご主人はスパイスの魔術師なのではないでしょうか。
おいしさの秘密は秘伝の書にあり!?
『まざあ・ぐうす』は23年前の創業、峰尾さんご夫妻が2人で営まれています。
店内の写真撮影とブログ掲載の許可をお伺いしたところ、「なんでも聞いて下さい」とおっしゃったご主人の手元には
ボロボロになるまで使い込まれたノートが!
こっ、これは、秘伝の書では!?
「スパイス調合ノート」とかかれたノートの中にはカレーのレシピがギッシリとかかれていました。
以前は学習塾を営まれていたご主人、カレー店を営んでいた知人にカレーやスパイスのことを教えてもらっていたときのこと
「これを読んで美味しいカレーができなかったらやめなさい」
とホルトハウス房子さんの著書を一冊手渡されたそうです。
その本を穴があくほど読み、スパイスの調合やスープのとり方など、1年ほど独学で勉強したとのことでした。
「師匠のもとで修業をしたわけではないので最初はすべてが手探りでした」
「自分でこれは美味しいと思っても、いざお客様にお出しする自信がつかず、これをいれてみたらどうか、あれをいれてみたらどうかの繰り返しでした」と語るご主人
師匠がいなかったからこそ、正解がなかったからこそ、トライ&エラーの積み重ねによるこだわりで『まざあ・ぐうす』のオリジナル創作カレーが誕生したに違いありません。
『まざあ・ぐうす』店舗概要
[まざあ・ぐうす]
【住所】
埼玉県川越市砂新田5-2-23
【電話】
049-244-2391
【営業時間】
10:00~18:00
【定休日】
月曜日&第二・第四日曜日
【アクセス】
東武東上線「新河岸駅」から徒歩15分ほど
あわせて読みたい