2023年7月。
そよぐ風にゆらめく伊佐沼の水面・・・
え?なんか変じゃないですか?
古代蓮が・・・見当たりません!
目次
原因は亀!?「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の方たちが再生に向けて尽力されています
伊佐沼は南北800m、東西200mにおよぶ埼玉県最大の自然沼。
例年だと伊佐沼の北側には古代蓮が綺麗なピンク色の大輪の花を咲かせていました。
下の写真は3年前のちょうど今頃の写真です。
しかし今年は古代蓮がすべて消えてしまっていました。
一体どうしてしまったのでしょう。
水質の変化でしょうか、それとも土壌の変化でしょうか。
ハス田のまわりに設けられている遊歩道をぐるりと歩いてみました。
例年ですとこの時期には遊歩道に蓮の写真を撮るカメラマン達が大勢見受けられますが、蓮の消えてしまった今年はその姿もありません。
優雅に泳ぐカモの姿もなく重低音で鳴り響くカエルの声も聞こえませんでした。
沼の周りにはりめぐらされている柵には「カメ捕獲中」の看板がくくりつけられていました。
「ハスの芽を食べるカメを捕獲しています(特定外来生物:赤ミミガメ)」と書かれています。
そういえば先ほど、亀が泳いでいる姿を見かけました。この亀たちに芽を食い尽くされてしまったのでしょうか。
沼には亀の捕獲機のようなものがいくつか浮かんでいました。
捕獲機のようなものには「伊佐沼の蓮を咲かそう会」と書かれています。
「伊佐沼の蓮を咲かそう会」とは、20年以上にわたり古代蓮の植え付けや遊歩道整備などの管理を行っているボランティアの方たちです。
伊佐沼の夏の風物詩である美しいハス田の再生を目指して活動されているようです。
応援しています!