川越氷川神社では明治の初め頃からさまざまな行事が月遅れで行われています。
月遅れの七夕となる8月7日、川越氷川神社にて七夕祭(たなばたさい)が開催されました。
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川越氷川神社の七夕祭(たなばたさい)
そよそよと気持ちのよい風が吹き「縁むすび風鈴」の音が鳴り渡る中、川越氷川神社にて七夕祭(たなばたさい)が開催されました。
境内には何本もの笹竹が飾り付けられており、願いが書かれた色とりどりの短冊が結び付けられています。
境内には屋台も並び、多くの方たちでにぎわっていました。
18時からは舞殿にて
- お囃子
- 川越氷川神社にまつわる「やまたのおろち」の紙芝居
- 巫女さんの舞
が奉納されました。
そして空が暗くなり始める19時になるとドーン、ドーンと太鼓の音が響き渡り拝殿前にて祭典が始まりました。
祭典では「お祓い」「お米やお酒、七夕饅頭などのお供え」「宮司さんの祝詞」「お子様たちによる玉串のお供え」などが執り行われました。
そして、参列者にはお供えのお下がりである「七夕饅頭」が配られました。
場所を神社裏の新河岸川にうつし、「みんなの願いが叶いますように」と書かれた宮司さんの短冊を川に流す神事が行われました。
神社へ戻ると線香花火が配布されました。
夜空に大きく花開く打ち上げ花火も素敵ですが、小さく瞬く線香花火も乙なものです。
最後に舞殿でお神楽が奉納され七夕祭が幕を下ろしました。
この日は夜空に薄く雲がかかりお星様はほとんど見ることができませんでしたが、川越氷川神社の社紋は雲紋の形をしています。
川越氷川神社では、この日のような薄曇りの日は氷川の神様が喜びに満ちており、これからの良いことを約束してくれる日と考えられているそうです。
願いが叶いますように。