レトロモダンな「昭和の街」に店舗をかまえる『大黒屋食堂』
その店先にはレトロな看板や雑誌がディスプレイされており、大人が顔を出すのは到底不可能そうな「黒電話」の顔出し看板が設置されています。
道を歩く観光客の方が足を止め写真を撮っている姿もちらほら見かけます。
大黒屋食堂
『大黒屋食堂』は、やさしそうなご夫婦二人が営む地域に根ざした定食屋さん。
毎月第1火曜日17時〜19時には「こども食堂」となり、中学生以下は100円、高校生は300円、つきそいの大人は500円でお食事をいただくことができます。
-「子供食堂」とは? -
農林水産省
近年、地域住民等による民間発の取組として無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する子供食堂等が広まっており、家庭における共食が難しい子供たちに対し、共食の機会を提供する取組が増えています。
『大黒屋食堂』の店内
『大黒屋食堂』の店内は白い壁に白い不揃いのピンコロ石の床。
白を基調とした内装に暖かな木のテーブルと椅子が並んでいます。
入口にある本棚の本は食事を待っている間などに読むことができます。
店内では、陶器や雑貨類も販売されています。
そして昭和を感じさせるレトロなディスプレイも
「ようかいけむり」も飾られていました!!
昔よく駄菓子屋で見かけた指につけてこすると煙が出てくるアレですよね!?
けっけけけけけ・・・・
おいしいおかずとおいしい白米
『大黒屋食堂』では安心・安全な食材や信頼できる調味料を使ったお食事をいただくことができます。
そして『大黒屋食堂』の奥様はなんとお店のお隣にある『大黒屋 米殻店』の娘さん。
白米のおいしさもピカイチです。
定食が運ばれてくると「ご飯の量は大丈夫ですか?」と尋ねられます。
『大黒屋食堂』では、ご飯の食べ残しをなくすため、運ばれてきたご飯が多いなと感じたら量を減らしてもらうことができるのです。
『大黒屋食堂』の定食は日替わりメニュー
この日のメニューは
- 神奈川産いなだ刺身定食
- 鶏ひき肉のスパイシーカレー(ミニサラダ付き)
- 蒸し鶏花椒ソース(よだれ鶏)定食
- ぶりあら塩焼き定食
- あじの開き定食
- さば塩焼き定食
- 大さば塩焼き定食
「蒸し鶏花椒ソース(よだれ鶏)定食」をオーダーしました。
お米屋さんの白米はまぶしくらいに白く、一粒一粒がふっくらと立っています。
ピリッと舌をしびれさせる甘辛の花椒(ホアジャオ)ソースのかかった蒸し鶏でご飯がすすみます。
お味噌汁や小鉢の和え物、お新香もとても家庭的な味わいでおいしいかったです。
食後に「自家製梅ソーダ」をいただきました。
すっぱすぎない、やさしいすっぱさのシュワシュワ梅ソーダ。
マドラーのような長いスプーンでかきまぜるとまぁるい氷がカランコロンと涼しげな音をたてます。
するとそれに呼応するように
正午きっかりを知らせる振り子時計の音が店内にゴォーンゴォーンと鳴り響きました。
お昼少し前にお店に入ったときは1組しかいなかった店内はいつのまにか満席になっていました。
『大黒屋食堂』の店舗概要
[大黒屋食堂]
【住所】埼玉県川越市仲町5-2
【電話】049-227-3290
【営業時間】11:00頃~16:00
【定休日】水・木
【アクセス】西武新宿線「本川越駅」から徒歩8分ほど