2024年4月20日(土)に川越市グリーンツーリズム拠点施設にて始動した『伊佐沼の古代蓮復活大作戦』で預かった古代蓮の苗、日を追うごとにグングンと成長を遂げました。
古代蓮の苗の成長の記録
預かったばかりのペットボトルに入れられた古代蓮の苗。少し大きいオリーブの実のような感じの見た目で少しだけ発芽していました。
お世話の仕方は特に難しいことはなく、日の当たる場所に置いて水が濁ったなと思ったら交換するだけ。
1週間後の4月27日、力強くグングンと茎が伸びてきて茎の先には巻き葉が生えてきました。苗からは2本目の茎が成長し始めています。
4月30日、1枚目の蓮の葉が開きました。葉の先にはちょこんと水滴がのっていました。蓮の葉にはロータス効果と呼ばれる撥水効果があり葉の上の水はコロンと丸くなるようです。
5月5日、子供の日、成長した茎から2枚目の葉も開き始めてきています。
そして迎えた伊佐沼への植え替え日となる5月11日、いざ伊佐沼へ。
伊佐沼の古代蓮復活大作戦!第2章
2024年5月11日(土)、川越市グリーンツーリズム拠点施設にて川越青年会議所主催のイベント『川越自然発見2024~伊佐沼より真心をこめて~』が開催されました。
自然の中で楽しめる数々の企画が展開され、最後には1.8m×1.8mの大きな凧が空を舞いました。
そのイベントの企画の一つとして古代蓮の苗の植え替えが催されました。
古代蓮の苗を育てた方たちが大事そうにペットボトルを抱え、風で水面が波打つ伊佐沼に集まりました。
緑色のネットに囲われたエリアで古代蓮の植え替えが行われます。「伊佐沼の古代蓮復活大作戦!第2章」です!
この日まで育ててきた苗は小さいながらもしっかりと2枚の葉を広げています。
沼にかけられた通路を進み、大事に育ててきた苗をスタッフの方に手渡します。
伊佐沼の水面に新たな息吹が宿り、緑色の葉が浮かび上がりました。風に揺らめくその姿は緑色の舞台のようにも見え、新たな物語の始まりを感じます。
これから根を伸ばし、どんどん葉っぱが成長して大きくなっていくとのことでした。大輪の花を咲かせるのは2~3年後になるそうです。
失われた初夏の風物詩が甦るのを祈りながら成長を見守っていきたいと思います。