【川越】自分だけの「とっておき」との出逢いを。『carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店』がオープン

伝統文化を未来に繋ぐことを目指して、ベナン共和国のバティック(ろうけつ染め)を用いた製品を企画・販売するブランド「AFRICL(アフリクル)」。

これまでは百貨店やギャラリーのポップアップなどで活動されていた「AFRICL(アフリクル)」の初の実店舗となるセレクトショップ『carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店』が2024年2月23日(金)オープンしました。

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

『carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店』が店舗を構えるのは鶴ヶ島駅西口から徒歩15分ほどの住宅街。

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店
carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店
carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

住居の1階部分をリノベーションした店舗の扉を開くと、そこは手染めの伝統生地が並ぶカラフルで素敵な空間が広がっています。

”交差点”を意味するフランス語の名を持つ『carrefour(カルフール) 』は、これまでAFRICLで扱ってきたベナンのバティック布だけでなく、世界の様々な美しい伝統布と日本のお客さまとの出逢いの場(交差点)となっています。

AFRICL代表の沖田さんにお話を伺ってきました。

目次

バティック(ろうけつ染め)とは

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

バティック(ろうけつ染)は、日本を含むアジア各地のほか、西アフリカ地域でも長い歴史を持つ技法で、蝋を布につけ防染を行った後、布全体を染めることで蝋が付いていない部分のみが染まるという性質を利用した伝統的な染め方。現在ではインドネシアが有名。

上の写真の物は最初に淡いピンクで全体を染色したあとにピンクの色を残したい部分に蝋をつけて、その上から別の染料を重ねて染めていくという手法がとられています。

蝋が乾燥したときにできるヒビ(クラック)ができた部分に染料が入り込んでいくのがバティック(ろうけつ染)の特徴でもあるそうです。

美しい伝統文化を未来に繋ぐお手伝いを

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

沖田さんと伝統布との出会いは大学時代にインターンシップで訪れたベナン共和国。
迫力のあるバティック(ろうけつ染)に魅了され、この美しい布を日本に伝えたいという思いが生まれたとのこと。

ベナンでは古着の流通などにより伝統布を着る人たちが減ってきてしまっており、なくなってしまいつつある伝統文化の伝い手になりたいという思いで「AFRICL(アフリクル)」というブランドを立ち上げられたそうです。

ベナンだけではなく世界津々浦々の美しい文化でもある伝統布や伝統技法の素晴らしさを未来に繋ぐお手伝いをしたいと考え、セレクトショップ『carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店』のオープンに至りました。

常設展示のほかに季節ごとの企画展やワークショップも

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店
carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

『carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店』は毎月下旬の土日を中心に月3~4日の営業。

常設展のほかにも月ごとにかわる企画展も開催されています。

2月の企画展は「雨水」

雪が解け、春の訪れを感じる季節のようにcarrefour(カルフール)の始まりを迎えられたらという想いが込められた企画展。

  • バティック(ろうけつ染め)
  • パニュテンテ
  • ブロックプリント

が並んでいます。

4月にはハギレを組み合わせてTシャツをデザインできるワークショップも予定されているようです。

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店
carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

店舗の奥にはワークショップスペースも兼ねた休憩スペースが設けられています。

carrefour(カルフール) 世界の伝統布専門店

狭山のお茶屋さんにつくってもらったAFRICLオリジナルの3種類の日本茶が並んでいます。

伝統布をお迎えするかどうか、どの柄にしようかなど悩んだときに、冷たい日本茶でクールダウンするのに利用していただきたいとのことでした。

自分だけの「とっておき」に出逢えますように。

店舗詳細については下記のAFRICL(アフリクル)公式HP、SNSにてご確認ください。

[AFRICL(アフリクル)]

Instagram : https://www.instagram.com/africlproducts/
公式HP : https://www.africl.com/

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