照明作家 飯沼ナオトさんが造る『夜を楽しむ灯り展』が2023年11月16日(木)から二軒堂2階ギャラリーにて開催されています。
明るさを抑えることによって創り出されるやわらなかな灯、そしてその灯りにより天井や壁に照らし出される陰影がつくりだすアンティークな世界が広がっています。
飯沼さんの創り出す作品は日々の暮らしをつつましく照らしてくれる灯り。そのほとんどが古道具にひと手間くわえてつくられています。
古い抽斗(ひきだし)を使用してつくられたランプ。
表からは配線が一切見えないんです。裏から見ても下から見ても配線がどのようにつながっているかわかりませんでした。とっても不思議です。
猫ちゃんのメリーゴーランドのようなペンダント照明は古い乳母車の車輪が使われています。
不均一なガラスの厚みと気泡でゆらめく小瓶のランプ。そして規則的に穴の開いたパンチングメタルがシェードになっていて均一な光の広がりを見せるランプ。
対照的な光の表情が印象的です。
長方形の板が壁に並んだオブジェ。これもともとは何だったと思います?
「古いアイロン台ですか?」と頓珍漢な答えをしてしまいましたが、全然違ってました。
正解は漆職人さんが使用していた作業台。乾ききる前の器を乗せるので高台についた漆が作業台につきそれが重なることによりまるで油絵のようなアート作品に生まれ変わったのです。
他にもまだまだ40点以上の作品が並んでいます。作品はすべて購入することができます。
ギャラリーは21時まで開放されているので日が落ちてから訪れるのもおすすめです。
[夜を楽しむ灯り展]
2023年11月16日(木)~12月17日(日) 月・火曜日は休み
平日 昼12:00~15:00 夜18:30~21:00
土日 昼12:00~17:00 夜18:30~21:00
gallery and cafe二軒堂 2Fギャラリー
住所:埼玉県川越市元町1-16-6