※閉店しました
訪れるたびに新しい発見をもたらしてくれる、ちょっと寂れた雰囲気がノスタルジックな弁天横丁
弁天横丁にある「麻利弁天長屋」で週末のみに開催されるイベント『ハルパリブックス』にお邪魔してきました。
ハルパリブックス
『ハルパリブックス』が開催されているのは、二軒堂さんのお隣
引き戸をガラリと開けると店番の芳江さんが明るく出迎えてくれます。
手前のスペースでは、狭山市のご自宅で月に一度、gallery & 雑貨one day shop『Oxypetlum』を開いている芳江さんがつくるオブジェやアクセサリ、絵画が展示・販売されています。
展示物の中でまず最初に目に飛び込んできたのがこちらの3枚の絵
中央は芳江さんが30年前に描かれた作品、そして右側が長女さん、左側が次女さんが描かれた作品とのこと
「前も後ろも右も左もわからない、朝なのか夜なのかもわからない深い暗い森の中に気づいたらぽつり佇んでいた」というような人間の深層心理が描写された長女さんの絵
遠くから見ると切り絵のようにも見える繊細な線で目がシバシバしてしまうくらい細かいところまでこだわりぬいて描かれている次女さんの絵
月の光を見守るように見上げるウサギの背中が印象的な芳江さんの絵
親子ともに素敵なクリエイターさんなのです。
他にもビーズや天然石でつくられたピアス、水引でつくられた簪(かんざし)、ワイヤーアートなどの素敵な作品が並んでいます。
大正時代の簪(かんざし)も販売されていました。折れてしまった簪を使ってアクセサリーをつくることもあるとのことでした。
長屋の和の空間を彩るさまざまな作品をつくりだす芳江さん親子の多彩な才能に驚きが止まりません。
「昔懐かしいノスタルジックな弁天横丁が大好きで、その弁天横丁にこういった形で携われることが本当にうれしい」と語る芳江さんと弁天横丁談議に花が咲き、意気投合してしまいました。
奥のスペースでは、画集や小説、写真集、絵本、戯曲などの古書が販売されています。
『ハルパリブックス』は、麻利弁天長屋にて毎週金~日曜の11:00~17:00に開催されています。
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