埼玉県に残っている最古の映画館、『スカラ座』をご存知ですか?
『スカラ座』は、時の鐘がある「かねつき通り」の少し北側の路地にあります。
明治38年からつづく席数120席ほどの、ちょっと小さな昔ながらの映画館です。
川越スカラ座|「全裸監督」のロケ地にもなりました
スカラ座は、1905年(明治38年)寄席「一力亭」として開業しました。その後、数回改名を経て1963年(昭和38年)に現在の名称「スカラ座」に改称しました。
席数は124席の小さな映画館で、おもにミニシアター系(単館系)の映画の上映を行っています。
映画上映のほかにも、映画監督や俳優を招いての舞台挨拶やトークショーやアーティストによるミニライブなどの催しも行われています。
最近では、山田孝之さん主演の『全裸監督』のロケ地にもなりました。
館内に入ると売店では・・・
スカラ座Tシャツやスカラ座缶バッジが販売されてました。
第3回キテミル川越ショートフィルム大賞受賞作品上映会
『川越スカラ座』にて、「第3回キテミル川越ショートフィルム大賞受賞作品」の上映会が行われたので行ってきました。
なんと、入場料無料です。開場前からたくさんの行列ができており、キャンセル待ちの方たちもたくさんいました。
場内も満席です。
キテミル川越ショートフィルム大賞とは
川越市では、市内の魅力ある地域資源を発掘し、映像による発信を行うことを目的として、市内で撮影をおこなった映像作品のコンテスト「キテミル川越ショートフィルム大賞」を開催します。
第3回キテミル川越ショートフィルム受賞作品が上映されました(8月24日)
この日(8月24日)は、最初に第3回キテミル川越ショートフィルム受賞式の様子が上映されました。
そして、川合善明川越市長と川越市議会議長の挨拶。
そのあとに第3回キテミル川越ショートフィルム大賞の大賞受賞作の舞台となった元町1丁目のお囃子の公演がありました。
演奏の後半、獅子が会場を練り歩きます。
カメラ目線いただきましたー。
あやうく噛み付かれるところでした^^
そしていよいよ受賞作品の上映です。
上映されるのは、
第3回キテミル川越ショートフィルム大賞
大賞 おわりはじまり
第3回キテミル川越ショートフィルム大賞
奨励賞 作家の落としもの
第3回キテミル川越ショートフィルム大賞
奨励賞 とおりゃんせ
の3作品です。
「おわりはじまり」は、30年前に夫が仕掛けた謎にせまるほっこりする冒険譚。監督さんが曳っかわせのおかめとひょっとこにインスピレーションを受けてつくった作品とのことでした。なんとスカラ座もロケ地になっていました。
「作家の落としもの」は、作家の落し物を拾ったことから淡いせつない展開へつながっていく物語。
「とおりゃんせ」は、「とおりゃんせ」発祥の地、三芳野神社を中心に繰り広げられる10代の若者の葛藤を描いた物語。
どれも見覚えのある川越を舞台としているため、自然と入り込んでしまいました。
そして、上映作品の監督さんと俳優さんのご挨拶があり、撮影秘話を聞くことができました。
最後に特別上映として、Tokyo Cine-magic 東京都特別製作作品の「ホセのトーキョー夢物語」が上映され、この日の上映会は終了しました。
「おわりはじまり」の一之瀬晶監督に素敵な写真を撮らせていただきました^^
キテミル川越ショートフィルム大賞受賞作品上映会 8月27日の予定
キテミル川越ショートフィルム大賞受賞作品上映会は、8月27日(火)にも開催されます。
上映作品は、
第1部 10:30~11:45(10:20開場)
第1回キテミル川越作品の上映
【大賞】宝池に寄り道を
【奨励賞】的場たぬき山公演
【奨励賞】ゆるい恋
【奨励賞】いもガール
第2部 13:00~13:50(12:50開場)
第2回キテミル川越作品の上映
【大賞】Some Day
【奨励賞】四重奏/カルテット
【奨励賞】うどん屋にて
第3部 14:10~15:00(14:00開場)
第3回キテミル川越作品の上映
【大賞】おわりはじまり
【奨励賞】作家の落しもの
【奨励賞】とおりゃんせ
当日券のみとなります。
川越『スカラ座』詳細
住所 埼玉県川越市元町1-1-1
電話 049-223-0733
アクセス
西武新宿線「本川越駅」または、JR/東武東上線「川越駅」から
東武バス乗車、「一番街」下車
ホームページ http://k-scalaza.com/
昭和の情緒ただよう、とても素敵な映画館です。